発行元:TCエンタテインメント
カスタマーレビュー:
玉木宏が演じる「宇佐見啓」は、自分を“二流のくず”と見なしている男だ。遊びは何でも熱中したが、それを職業にするかとなるとやる気が失せた。婚約者「芽衣」の兄から安いホスト呼ばわりされつつ、彼女の父親の会社に勤めているが、昔の輝きが失せていることは否めない。他の主演者7人にもそれそれストーリーがあって、多彩な登場人物が駄洒落混じりで展開する軽い会話に惑わされて全体像を把握するのは大変だったが、見終わって考えたことは、人はどこで生きて、何に死ぬのかということだ。啓が、いつ、どのようにして、自分の生きる場所と死に場所を見つけるのか? 玉木ファンとしてはそれを追いかけたい。
とはいえ、エンタメとして毎回ある玉木の見せ場。一番気に入ったのはビリヤードの場面だ。ひたすら性交渉を迫るセレブな人妻「玲子」に圧倒されていた啓が、実は彼女の事を「出会ったその晩にホイホイ抱けるような、そんな安い女じゃねえんだよ!」と考えていたのだと、鮮やかに決まるキューの捌きと共に知る。 ン、啓って(王子様ではなく)騎士なの?
愛する人が出来て、得たものを失うまいとして守りの体勢に入った時から、啓の輝きは失せたらしい。輝きの失せたことを悼みつつ、それが自分故だと知るから芽衣は、「啓は輝いてなくちゃいけない。」と苦しむ。しかし大人の男が何に立ち向かったら、一瞬間でなく輝きを維持出来るか? なかなか答えはでないだろう。ってか、あるのか?
脚本家が啓に用意した道は政治。そうなのか? って思う。素直には納得できないが、考えさせられはした。
価格:\19,950
[カートに追加]
[商品一覧へ]